ハリー細野のトロピカル漬けの日々で
頻繁に出てきたマーティン・デニーを
ご覧の通りのいわゆる「美女ジャケ」
限定2000枚
紙ジャケ・マイブーム期(世間的にもブーム)の頃に買った1枚
当時は、紙ジャケだったら何でもかんでも買ってた時代
試しに1枚買ってみたところ
このジャケットの完成度はひどい
今回改めて見てみるとイギリス製、納得
やはり、日本製の偏執狂的なまでのジャケットに愛を感じる
でも、いい加減ゆえに(?)レーベル・ロゴである Liberty をそのまま印刷している
(ちゃんと許諾ありならスミマセン)
このアルバムは、1956年にモノラル盤があって
ステレオ用に改めて録音したのが1959年
このため曲目は全く一緒だけど全く違う録音
このCDには、その両方が収められているので
紙ジャケの出来云々は置いとくと、イイCD
四つ折りのライナーは、ジャケ裏の英文訳のみ
上の四つ折りライナーにあるように
収録はモノラル録音から
咆哮とともにジャングル感丸出しの①からスタート
②このCDに入ってるはずだけど
このCDってほぼ聞いてないからあまり記憶にないデミトリー・ティオムキン
③泰安洋行にも入っていたホーギー・カーマイケルの香港ブルース
④レス・バクスターの曲だけど、どこかで聞いたような
パッと出てこないけど、このヒトってよく聞いてたりするんだろうか
通して聴いていると・・・
ほぼ同じで曲の違いがわからないほど
⑨支那の夜
完全な東洋趣味というか中国のイメージで始まる
支那と言うのはチャイナのことだと思ってたら
(始皇帝の)秦
この時にインドでは支那と呼んで
以来、王朝が変わろうが、ずっと続いている
ここからイギリスには、China と伝わったとある
先日テレビでは、支那には侮蔑の意味が込められているように聞こえるので
(支那そばとか)使われなくなったとの説明だったけど
この流れだとそういうようには聞こえないなぁ
一応ここにも入ってるけど余計に原曲が分からない
⑬からがステレオ録音
とはいえ、60年代ロックでよくあるミックス違いではなく
録音自体が違うモノ
基本、右にピアノ、左にパーカッション
と聞いていくと
やはり耳に残る⑮香港ブルースは右に弦、左に打楽器でピアノレス
⑯から、ピアノが左に
⑱では両側から叫び声、奥行き感が出て、ジャングル真っ只中
レコードのAB面でピアノの位置に違い?
B面に当たる⑲になってもピアノは左
㉒でピアノが右に、ピアノが鳴らない時はマリンバ(?)も右から
左からはドラム、たまに銅鑼
ネットも調べたけど、パーソネル不明
ライナーには、カルテットと契約したとあるから4人?
マーティン・デニー本人はピアノ
パーカッション担当のオギー・コロンが、動物の鳴き真似をしているらしい
ステレオでは、そのバードコールが左右から聞こえてくるので担当者が増えている?
レーベル面にメイド・イン・イングランド
封入物としては、こちらも
2005年5月19日 タワレコオンラインで定価購入