先日DVDで見たドクター・ノオのサントラを
帯にもあるようにボンドの映画はここから始まっている
そしてその1曲目はもちろんジェームズ・ボンドのテーマ
ライナーに詳しいが、このテーマの(というか、このサントラの)作曲は
モンティ・ノーマン
ジョン・バリーはこのテーマを演奏しただけ
②映像とのマッチで印象深いのか「3匹の盲のネズミ」がタイトルだと思っていたら、「キングストン・カリプソ」だったのね
映画の制作は1962年、ジャマイカ
カリプソは、同じカリビアン・ミュージックでもトリニダード・トバゴの音楽と記憶している
50年代にはイギリスでもカリプソ・ブームがあったようだし
カリプソと言えばこの人とイメージするマイティー・スパローのデビューは1956年
ジャマイカと言えばレゲエ
でも、ボブ・マーレーがキャッチ・ア・ファイアでデビューしたのが1973年 とずいぶん後
レゲエの前のジャマイカ音楽と言えばスカになるんだろうけれども
スカの成立年は、イギリスからのジャマイカ独立とリンクした1962年頃のようだ
独立は1962年8月なので映画制作と同じ年
小説はもっと前だろうからイギリス領の頃だろう
と、まあ一応は調べたけれど
正直、スカとカリプソの違いは分からない
どちらもビートの効いた陽気で激しいラテン・ミュージック
④も ♪ジャンプ・アップ・ジャマイカ~と連呼しているものの
作曲はモンティ・ノーマン、イギリス人
ジャケットにもライナーにも歌っている人の表記が無く、誰だろうな~と長いこと思っていたので、今回初めて調べてみることに
②④ともにバイロン・リーとドラゴンエアーズ
ただし、詳しい方のサイトではこの人たちは映画に出ているだけで、録音はアーネスト・ラングリンだとか(いずれにせよ、初めて聞く名前)
⑤のいかにもサントラを挟んで、⑥マンゴの木の下で
まさに楽園音楽
こちらはダイアナ・クープランド(モンティ・ノーマンの夫人!)
ディスコグス見ると、アーシュラ・アンドレスが浜辺で口ずさむマンゴ・ツリーもこの人の吹き替えだ
⑦⑧はこれまた、ザ・サントラ
インストの⑨でA面が終了
再び、ご機嫌な⑩ジャンプ・アップでB面がスタート
④にはある途中の最速ギター・ソロが⑩では無く、時間も短め
ギターの代わりに ♪ together now の掛け声の後に、コーラスが絡んで最後は嬌声に
こちらは女性の声でダイアナ・クープランド
⑭では男声のマンゴが聴けるが、歌手の名前はヒットしない
⑮以降はまたもやザ・サントラ
⑰ジェームス・ボンドのテーマとなっているが、あのテーマではない
このシリーズを全部並べると、007の拳銃マークになるんだけれど
①はベスト盤で、しかも2枚組の輸入盤があるため購入せず
よって、ビミョウに未完成
※ ジャケットにある007の拳銃マーク、オリジナルLPではユナイテッド・アーティスツのロゴになっている
そういえば、拳銃マークは後年のモノだと読んだ記憶がある
1996年1月17日発売 2月22日購入