【CD】ニューヨークのトリオ・ロス・パンチョス 1944~1945

久しぶりのディスコロヒア

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今回はレーベル第6弾

前回のディスコロヒアはパティ・ページ

いつも聴いている音楽の延長だったけれど、今回はラテン

しかも、1944~45年のトリオのデビュー直後の音楽

日本で有名になるのは後年のボレーロとかを歌っているパンチョス

ココには、いわゆる彼らの代表曲は入っていないような録音集

まあ、いずれにせよ普段聴いている音楽からはかなり異質だ

 

ちなみに、グループ名のパンチョはフランシスコの愛称とのこと

メンバー3人は、メキシコ人2人、プエルトリコ人1人の構成

 

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①から⑧まではジャケットにもなっているコーダ・レーベル

 

① タイトルは、マラガ(スペイン)の娘の意味

冒頭からもの悲しいギターの響き、続くコーラスももの悲しい

カウンターテナー気味に歌われる高音で、もの悲しさ倍増

 

② 途中に笑いながらになったり始終軽快

タイトルはグアバの木、これが女性形型になるとグアバの実になるらしい

ライナーにはダブルミーニング、トリプルミーニングと記載

おそらく卑猥な歌なんでしょう

 

③ こちらもテンポの良い曲

リズムギター1つでゾクゾクさせるようなスイング感

3人で歌をかぶせていくところなども凄く楽しげ

 

④ 解説によると避けては通れない名曲

確かに、どっかで聞いたことあるメロディ

歌詞は、映画『モロッコ』を彷彿とさせる軍隊の後をついていく女性たちのこと

 

⑤ スローテンポな静かな曲調

こちらも大有名曲らしいが記憶なし

 

⑥ 口笛、手拍子も入るコミカルな曲

YesNoを意味するシ・シ・シ、ノ・ノ・ノのサビが楽しい

 

⑦ 太鼓というかドラムというか

パーカッションのジャングルビートで始まる

一緒にいると楽しいリロンゴ(黒人娘)の歌

もちろん歌も楽しげ

 

⑧ 原題「アスタ・マニャーナ」

意味は「また、明日」

空耳では「あしたまたーね」

 

 

⑨~⑫ シーコ・レーベルへの録音

解説によるとレーベルによって多少スタイルを変えている・・・らしい

正直あまり分からない

 

⑨ 内容は男のグチのオンパレードらしいが

イキイキと楽しい曲調

 

⑩ こちらは、一転して物悲しい曲調

 

ラ・バンバ

とは言え、リッチー・バレンス(持ってない)~ロス・ロボスのイメージ全くなし

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⑬~⑯がNBCへの録音

⑬  新しい恋が始まった歌だけど、聞いてるだけなら他と同じかな

 

⑮ 絶好調の曲調でどこで聴いたんだっけ?

bingcrosmycd.hatenablog.com

ディズニー映画『三人の騎士』の劇中

「アイ・ハリスコ・ノ・テ・ラヘス(美わしのハリスコ、Ay, Jalisco,no te rajes!)」

というか、ビングも歌っている「スリー・キャバレロ」じゃないか

アレンジが違い過ぎ・・・

 

 

⑯  エル・カスカベル

踊る大捜査線のテーマソングとして使われていたらしい

が、見ていないのでなんとも言えない

 

 

⑰~⑳  ペトローン・レーベルへの1945年録音

⑰ ビングがここで歌っているチョーゴキゲンな大好きな曲

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パンチョスは、カウンターテナーなのかヨーデルなのか

高音でのはやしたてる叫び声が入る

ビングもこんな感じで歌ってて

ふざけてるのかと思ってたけど、こういうスタイルなんだ

 

⑱ 解説によるとチリの音楽に由来しているようだが、

異質なものとしてしか聞こえない

 

⑲⑳ これが彼らの本来のスタイルらしいが

前曲と同じく異質な曲としてしか聞こえない

 

 

限定盤だからか、ディスコロヒア初のプラケース

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二つ折りのジャケットは、トニー谷以外に記憶のない右開き

 

2014/10/10  OFFICE SAMBINHA(2,376円)