【CD】カスカチーニャ&イニャーナ ブラジル内陸の歌鳥

月イチ・ディスコロヒアは、半期イチの様相を呈してきたけれど・・・

 

ジャンルはグァラニ

ブラジルとしてイメージするボサノバでは全くない

時代が遡っているわけだけれど

カルメンミランダのような感じでもない

全く初めて聞くジャンル

f:id:derbinglejp:20220730104258j:image

f:id:derbinglejp:20220730104254j:image

f:id:derbinglejp:20220730104245j:image

 

① これはポルトガル語のラ・パローマ

元はスペイン語だそうだけど、その違いは分からず

 

② 1951年の録音

バンドネオン(どうもアコーディオンみたい)のためか時間がゆったりと流れる

そんな印象を受ける曲

なるほどタイトルにも「田舎の」がついている


③ 「私の初恋」のタイトルとは裏腹にサウダージともの哀しく始まり

終始同じトーン

なぜなら、初恋がこんなにも早く終わってしまったからと歌われているから

 

④ 前の曲とともに両面ヒットした曲

こちらも同じトーンで

歌詞が分からないからか、同じに聞こえる

 

アコーディオンオブリガートを付けていて、そこがなんだか斬新f:id:derbinglejp:20220730104251j:image

 

⑤ こちらも哀愁漂う曲

それもそのはず、彼女がいなくなる「孤独」と言うタイトル

アコーディオンの音色が、哀愁感を醸し出すのか

 

⑥ こちらはパラグアイの首都アスンシオンを歌ったもの

さすがに哀愁感はなく調子良い

 

⑦ 「失望」と言うタイトルだが曲調は明るく楽しげ

 

⑧ キエレメ・ムーチョはベサメ・ムーチョとは違う

 

⑩ ここで演奏されているアコーディオンはイタリア・スタイル

とにかく煽られている位の調子良さ


⑫ こちらも哀愁漂う1曲

 

⑬ 録音順の収録は、ここからがLP (10インチ)

伴奏がオーケストラに変わったとのことだが

それ以上に音の広がりや安心感といったものが感じられる

 

⑭ 田舎に帰ろうと言う歌詞

曲調は「夢破れて」ではなく楽しげな帰郷

イニャーナの楽しげな声がそれを物語っている


⑮ ジャンガディロ(イカダ乗り)が繰り返されるが

解説があってこそ意味が分かる

 

⑯ コーラス、バックのオーケストラともに不思議な印象を与える曲

ピッコロ(クラリネット?)のせい?

 

⑰も同じような不思議なオーケストレーション

 

⑲ ここからはコンチネンタルへの録音

1961年録音だからか格段に音が良くなった

 

⑳ 広がりがある音質に合うような

明るい歌詞の内容

 

アコーディオンの入ったタンゴ調の曲で

広がりを見せるオーケストレーション

このCD収録の前半の曲とは違う表情を見せる

 

㉓ ヴァヤ・コン・ディオス

唯一、聞きなじみのある曲

とはいっても、ビンクロで聞いているのは英語版だから

ポルトガル語の歌詞は初めて

レス・ポールも有名だけど、あまり記憶がない


㉔ ずるい女

淡々と歌われていて、タイトルの内容は想像できない

f:id:derbinglejp:20220730104248j:image

よく見ると、メイド・イン・台湾

 

2019/8/20  HMV(2,295)