【RinB③】ラプソディー・イン・ブルー/ポール・ホワイトマン 〜我が家に1枚のホワイトマンは作り直したいくらいの編集順〜

初演100周年記念、同曲キキマクリ企画

 ~あくまで手元CD編~

f:id:derbinglejp:20240928154553j:image
f:id:derbinglejp:20240928154558j:image

帯にあるように

ガーシュウィン自作自演のラプソディー・イン・ブルーを収録」がウリ

1曲目に収められている本曲は、1927年4月21日

マトリックスはCVE30174-6/30173-8

前回のPearl 盤と録音日は同じ

マトリックスはA30173/4となっていて

テイク・ナンバーの記載無し

まあ、同じかな

クラリネットグリッサンドが、絞られて苦しんでるしね

 

ライナーでは8分48秒

CDプレイヤーの表示では8分58秒

(実際は53秒)

 

こちらのCD、ウリは同曲なので

1曲目に持ってきたいのはわかる

が、その後の19曲の順番が全くもって意味不明

1920年から1935年が入り混じっている

この時代の15年の開きは、音楽的にも録音技術的にも

あまりにも大きいのに

f:id:derbinglejp:20240928154602j:image

録音順に整理してみると

17 1920年8月9日

Wang wang blues

ああ、1920年!って音

ホワイトマンがバイオリン

グローフェがピアノを弾いているらしいけど

終始アンサンブル

 

11 1920年8月19日

Japanese Sandman

カタカタ回るサイレント映画の伴奏にありそうではあるが

それはニホン映画かな〜? 

コレが100万枚売れる時代は想像しにくい

 

1920年8月23日

Whispering

録音状態は良いけど、あえて聞こうかなという

選択肢には上がらない

ラストはよく聞く(でも、思い出せない)フレーズで終了

 

12 1921年4月4日

マイ・マン

パーソネルの表示は無いが

歌なしのインストゥルメンタル

ファニー・ブライスの歌はココ

bingcrosmycd.hatenablog.com

聞いてはいるが、思い出されるほどでもなく

ラストはよく聞く(でも、思い出せない)フレーズで終了

 

14 1922年6月23日

Hot lips

最後までアンサンブルと思いきや

1分30秒からコルネットソロ

 

20 1924年3月18日

What'll I do

フレーズに聞き覚えあるも

ただのスウィート・ミュージック

 

18 1926年8月25日

タイトルは朝の3時なのに

学校のチャイムからスタート

ワルツだね、こりゃ

でも、優雅に舞っているというより

寝呆けてる感じ

 

13 1926年8月26日

ソング・オブ・インディア

インドチックな演出?

でも、インドチックに聞こえない

 

ここでようやくのラプソディー・イン・ブルー

贔屓目ではなく、明らかに違う次元へ進んでる楽曲

① 1927年4月21日

 

19 1927年6月8日

やけにドラマチックなピアノからスタート

その後は切ない展開に

ピアノと弦の対話が進み

コルネット・ソロは2分50秒を超えてから

ほぼ1分ごとに表情を変える4分17秒の1曲

 

⑨ 1927年8月11日

ホワイトマン・ストンプ

前曲とは全然異なる表情のタイトル通りスウィンギーな1曲

 

② 1928 1月24日

ライナーにはボーカル、ビング・クロスビーとある

アンサンブルに続いて1分10秒から始まるボーカルは

どう聞いてもビンクロではない

そのバックを取るコーラスグループが、ビンクロを含むリズムボーイズ?

 

④ 1928年2月10日

ライナーのコルネットソロは

ヘンリー・ビューサアと初めて聞く名前

19では、ビューサーと横棒伸ばし

あれ?パーソネルでは、コルネットには

ビックス・パイダーベックしか名前がない

 

ここでも、ライナーにビング・クロスビー、ボーカルとあるが

実際はハミングしてるだけ

しかも、複数人数イコール特定不可

 

⑤ 1928年3月2日

タイトルだけは聞く『コケット』

歌もなく、聞き流してしまいそうな曲

 

⑥ 1928年3月12日 ホエン

  

⑦ 1928年4月22日 フォーゲット・ミー・ノット

この辺りは録音順に収録

アンサンブル中心のインストから

1分40秒を超えてボーカル(ビンクロではない)

ボーカル後は、ビックス・バイダーバックのコルネットソロ

 

⑧ 1928年4月23日 Louisiana

アンサンブルではビックスのコルネットが浮遊しているように高音を奏で

1分20秒を越えてから、リズムボーイズのコーラスを従えてのソロはビンクロ

やけに甘いボーカル

2テイクあるようだが、どちらかは不明

 

16 1932年3月3日. Stop the sun stop the Moon

ミルドレッド・ベーリーの歌が最初からフューチャーされている

こんな感じで歌うヒトなんだ

ハラにくる感じで聞き入ってしまう

 

15 1933年9月11日 It's only a paper moon

1分30秒までアンサンブル

そこから歌うペギー・ヒーリーなる女性は初めて聞く名前

間奏で鳴るトランペットは、バニー・ベリガン?

 

10 1935年9月7日 アナウンサーズブルース

1935年にもなると、音もイイし

ソロもフンダン

普通に楽しめる

 

と、クロノロジカルに聞けば聞くほど

何故この収録順なのか

そういえば、このシリーズのビンクロモノも

何故???って収録順

bingcrosmycd.hatenablog.com

帯にまで監修者の名前出して

コレで恥ずかしくないのかしら

 

f:id:derbinglejp:20241104230431j:image