今回もクラウン・イヤーズ・ボックスに収録のディスクから
箱の裏面、英語表記ではボン・ボヤージュ・カンパニーとなっていて
店名ですよということが分かります
このディスクのボーナスとして収録されているLP発売直後のラジオ・インタビューでも
そう説明されているし、もちろんライナーにも記述があって、ご丁寧にお店の写真まで掲載されています
レココレの連載記事を読んでいると
レコードではチープな感じを出すために
4色刷りのところをわざと2色刷りにしたり
紙のツルツルした面を内側にして
ザラザラした面を表にして印刷したりといったコダワリが書かれている
日本のお家芸ともいえる紙ジャケの再現性を際限なく発揮して欲しいところだけど
今回のモノも、アメリカンなやっつけ感がチープさを出していると言えなくもないかも・・・
①いきなりのニューオーリンズピアノで無国籍感あふれるスタート
べーのハモリは、なんともゴーカ
②ホーギー・カーマイケルの英語詞のままで
どこかで聞いたことあると思ったから、コレだと思ったけど
ここには入ってないな~
④期間限定配信のユーチューブのハリーとマックの対談を見てたら
「マリア・マルダーがあなたがルーチューガンボの人なの!」と寄ってきたといったエピソードを披露されていた
ウッドストック人脈で好評だった様子
最後はハイサイおじさんで
⑤A面最後はインストのタイトル曲で
マリンバの音がエキゾチック感を増殖
改めてマリンバを調べてみると木琴の1種とのこと
木琴って英語でザイロフォン(あれ?シロフォンって読むのか?)なのかと思っていたけど、シロフォンが木琴の総称で、細分化するとシロフォンとマリンバに別れるようだ
なので、木琴を英語にするとシロフォン
B面は、鈴木慶一のことを歌った⑥東京シャイネス・ボーイからスタート
歌詞を読むと、
⑦註ではオリジナルがあるようだけど不明
でも、ロッキード事件の賄賂のことを歌った歌詞ということが判明
さすがカリプソ、社会性を持たせている
⑧「汝」、「なんじ」としか読めなかったけど「な」 「うぬ」「なれ」「おのれ」などと読むようだ
ここでは「なは・・・」と歌っている
そういえば、以前にも「汝れ」を「なれ・・・」というように読むんだと思ったことがあったけど
それは、戦後すぐの文章
bingcrosmymovie.hatenablog.com
⑧インスピレーションの元になっているフランキー・フォードはココに
3番の歌詞にも出てくるシー・クルーズは流行ったのか
フランキー・フォード盤の他、リトル・シェルトン盤も収録
全体通して歌詞を見てると、タイトルの後に( )でジャンルが書かれている
※ これはラテン音楽ではよくみるスタイル
喋々さん、チャウチャウドッグをそれぞれ誇らしげに
チャンキー・ガンボ、チャンキー・ゴスペルとされています
最後は、エキゾチックと言うよりスペースエイジなSEで終了
で、ボーナスに続くんだけど
「次の曲がA面なんですけどよろしく」とコメント
ディスプレイではマイナス表示の時に収録されているので
これはLPに入ってたのか、次のシングル曲のオープニングなのか
はたまた、出所不明の完全ボーナスなのか
謎です
そのシングル曲⑪は、前作に収録の北京ダック
なぜ、コッチのボーナスなんだろう
⑫ アルバム発売2週間後のラジオ放送
インタビューの中で
「洋行(海外旅行)は何回?」
「4回かな」とのくだりが時代を感じさせます