ビング・クロスビーとのデュエット・レコード録音時の未発表チャット
これが欲しくて後追いで探していた3枚組
目当てがそれだったので1970年代の録音だとばかり
でも、ロンドンセッションの完全版を名乗るからには
アステアが生涯かけて彼の地で録音したものを収録しなければならない
と、言う訳なのか
1枚目には1920年代から30年代にかけてのロンドンでの録音も収録されている
この部分は、今回聴いていたナクソスの初期録音集と被るため
このタイミングで整理
曲目を見る限り、全てナクソスに収録されている
この時代の録音は、SPレコード起こしがほとんどだから
原盤の状態、レストレーションによって印象が違ってくる
同じ録音でも、その辺りがポイントかな
①② 1923年のラッパ吹き込み
こちらのCDは独自のトランスレーションが施されているが
せかせか進む印象は変わらない
⑤『「僕は大事なことの半分もわかっていない」症候群』なんて訳がヒットした
③〜⑦ 『レディ・ビー・グッド』からの5曲
ナクソスでの6曲収録は、フレッド・アステア以外の歌唱曲も収録しているため
こちらは、あくまでアステアのコンプリート・レコーディング
普段聞くにはこの方が良い
とはいえ、この古い録音を普段聞きにするかはギモン
同じ理由で『ファニー・フェイス』からは2曲減
⑩⑪ ナクソスではピアノはアンノウン
⑩の後半ではかなりピアノが鳴っているけどここでもスルー
⑪のピアノ、こちらではジョージ・ガーシュウィンとなっている
後半の激しいタップはやっぱりかっこいい
⑮のクレイジー・フィートまではナクソスの第1弾とマトリックスまで同じ
その次に出てくる「ナイト・アンド・デイ」
リジェクテッドとされているから、ここにきてナクソス盤未収録!
と、喜んだのにCDでもリジェクテッドだった
⑯⑰ ニュー・ヨーク録音だけど英国コロンビアレーベルのための録音のため収録
この2曲、マトリックスはテイク・ナンバーも含めてナクソス盤と一緒だが
録音日は異なっている
⑱⑲ 映画『空中レビュー時代』の挿入曲の英国イシュー
⑱ ナクソス盤ではテイクナンバーがAとなっているが、こちらでは2
でも、聞いている感じは一緒
レストレーションはピーター・レイノルズ
全体の印象として、変にいじっていないからすごく聴きやすい
レーベルも若きアステア