話も演出もマカロニだけどフランス語
それは主演がフランスのロック・スター、Johnny Hallyday だから
そもそも映画を見た動機が、彼のCDを持っているから
持っているとはいえ、1枚限り
彼はフランスでは国民的歌手
出されているレコードは数え切れない
1枚だけあるのは、スモール・フェイセスが参加しているから
しかも、
1969年1月3日にパリに到着した彼らのグループとしての最後の演奏が収録されている
マリオット&レーンのクレジットがあるのは3曲
③(フロム・ザ・ビギニング)、⑤⑥(ハンブルパイの1ST)
この3曲に参加してるのかな~?
ブックレットの6ページを費やして細かな解説が載せられているんだけれど
あまりに詳細すぎて読み解けない
ネット検索してみるも、タイトルが歌手名と同じだからかなかなか引っかかってこないしね
収録曲10曲は、レコードでは半分ずつがA面B面に振り分け
アルバム自体は1969年に発表
当時は権利関係からか、マリオット&レーンのクレジットすら無かったようだが
CDジャケットの裏面ではスモール・フェイセスの参加がPRポイントとなっている
※ ディスコグラフィーを見ると、1曲目の曲名がアルバム・タイトルになっている
全てフランス語のロック
これはこれでカッコいいもんだ
② マリオット&レーンの楽曲ではないんだけれども
右スピーカーのベース、オルガンの音がスモール・フェイセスを思わせる
ネット検索では、このギターがピーター・フランプトン?
滅茶苦茶サイケデリックでカッコいいのよ
③ マリオット&レーン作のシンプルな仕上がり
♪ アーメンのバックコーラスの上を力強く歌いきるジョニー
この曲では逆にオルガンの音が聞こえないんだけど
④ ベースとピアノの高音連打がスモール・フェイセスを彷彿とさせる
⑤ ミックスの加減か、団子になって迫ってくる音塊が非常にカッコいいんよ
低音で唸るベース、高音で切り込んでくるキター
もう、誰の演奏でもイイやという仕上がり
⑥ こちらは打って変わって
スキマだらけの音が誘うカントリー・フレーバーの1曲
オルガンもしっかり鳴っている
⑦ ボーカルのミックスがサイケデリックな雰囲気を醸し出している
要所要所でオルガンの音が前面に押し出される
⑧ イントロのフルート、それに続くハーモニカ
カントリー・フレーバーを際立たせる1曲
⑨ 地を這うウネウネ・ベース
刻み続ける右スピーカーのギター
気まぐれに出てくる左スピーカーのギター
⑩ ギターのイントロに導かれて
ブギー調のオルガン
最後には、ジョニーが「サリュウ!ハッハッハッ」
ちゃんと聞くととにかくカッコいいなコレ
1969年のアルバムは世界どこでもカッコいいのか
歌詞は全くわからないけど、ドライビングミュージックに最適なのかもしれない
2009/12/21 HMV(1,390円)