【本】象工場のハッピーエンド/村上春樹

ビング・クロスビーディスコグラフィーを見ていると

Warner Bros.に録音したウィンター・ワンダーランド

コンピレーションCDには別テイクが収録されているように読める

調べてみても、なかなかヒットしない

DISCOGSに出ていたキャピトル盤のこちらのCDがどうもそのよう

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でも、これでは別テイクとは思えない

さらに調べていくと

村上ラジオの第3回

クリスマスの特集がヒット

さすが村上春樹、クリスマスレコードを「冬の虫干し」と称して紹介

確かに

クリスマスレコードは12月にしか聴かないものの

12月になると聴いている

1年に一度も聴かないCDが年々増えていく中では

クリスマスCDの方が、確実に聴いているのかもしれない

 

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エピソードを転載したけれど

スタッフ・コメントでは

『象工場のハッピーエンド』でさらに詳しく述べられていそう

図書館?

村上春樹本なら手元に置いていても良いかなとAmazon Prime

夏に読んだピンボールの双子の姉妹のエピソードも収録されているようだし・・・

 

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12月21日到着

期待していたクリスマスのページは2ページだけ

村上ラジオ掲載のエピソードとほとんど変わらない

ただし、レコード4曲すべての曲目が記載

アヴェ・マリアが入っているのは『メリ・クリスマス』でなく

『クロスビーのクリスマス』

1960年の12月のクリスマスには、こっちのEPなんですね

翌年のカタログでもコッチでした

 

クリスマス・ソングなんて4曲もあれば足りた。」

確かにそう

4曲とは言わないまでも、1枚あれば足りるものだ

ビング・クロスビーが唄っているんだもの、

 それ以上に望むことなんて何もないじゃない。」

 

あ、ラジオでは「ビンクロ」

 

 

R4.1.2 読了(というボリュームでもないけれど)・追記

「マイ・スニーカー・ストーリー」

スニーカーにまつわる蘊蓄話が紡がれている

おお、そうだったのかと読んでいたのに

「ぜんぶ嘘です。ごめんなさい。」とくくられている

ああ、そうなのね

と、ネタ明かしで昔はスッキリできてたんだ

 

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最近になると

さすがにチャーリー・パーカーボサノヴァはフィクションって分かるけど

本人のヤクルト・スワローズ詩集なんて

本人に書かれたら、存在を信じてしまう

このモヤモヤ感は幻想小説