年末からオーシャンズ11、12、13、8と視聴
13の他は、全部劇場まで見に行っているはず
でもほとんど覚えていない
まあ、新鮮な気持ちで何度も楽しめると思うことにしよう
13のエンドロールに聞き慣れたフランク・シナトラの声
オリジナル・オーシャン、フランク・シナトラ・トリビュート?
が、声は絶対フランクなんだけれども
この歌は何?
リー・ヘイズルウッドの曲で
『恋の旅路』なんて地味なアルバムに入っている「ディス・タウン」
我が家にあるのは、コンプリート・リプリーズ・ボックスの1曲としてのみ
ジャケット写真もないこのセット
1曲1曲は、なかなか記憶に残らないぞ
さてオーシャンズ8は女性版
そのためか挿入曲は娘ナンシー・シナトラの「にくい貴方」
映画ではオースティン・パワーズで強烈な印象を残した曲
ここでは印象に残るような使い方ではないけれど
この機会にナンシーのアルバムを聞いておこう
アルバムは1966年3月にリリース
ビートルズの②と続く冒頭
右と左での泣き別れは、まさに60年代ステレオ
でも曲調なのか、しっくりくる感じもする
② ブーツの下降ライン・フレーズが歌に入る前に登場
パンチのある歌より①の軽く流す感じの方がいいんじゃないか
途中、歌いっぱなしのナゲヤリ歌唱もあるぞ
③ リズム隊は右スピーカーからのみ
左は後半になってようやくホーン隊
だけど、この曲、こりゃもうディランじゃない
レコードではA面の最後になる5曲目でようやくブーツ
やっぱり下降ラインがたまりませんね〜
歌は
投げやりというか伸びないというか語るというか
独特な歌唱だこの人は
改めて歌詞を読むと
ブーツはもちろん歩くためのもの
でもこいつであんたを踏み台にしてやる
おおなるほど、オーシャンズ 8にピッタリだ
B面は、パルプオルガンの哀しげなイントロからスタート
⑥ タイトル見て、ビーチ・ボーイズで60年代制覇かと思いきや
ウォーカー・ブラザーズの曲らしい(知らない)
⑦ コーラス隊とやり合っているというか
サポートされているというか
コレ聴くと、プロデュース&アレンジがグー
ストリングスが効果的に鳴っている⑧
ホーン隊が、ティファナブラスみたいな バカラックチックな⑨と来て
しっとりとした⑩ if he'd love me
最後はホーン隊も交えてのビートルナンバー⑪
ナンシーはドスを効かせて歌っている
ボーナス2曲はシングル
⑫ キャッチーと言えばキャッチーなのかな
子供向けのバブルガムミュージックにも聞こえる
⑬ ブーツのモノラルバージョンで幕
バックの音が完全にナキワカレ・ステレオより
やっぱりモノだよねー
というほどのパンチでもないかな
ブツはクリンクの紙ジャケット
裏面見ると、セカンド、サードのアルバムまで載っている
CDは同時発売だけど、オリジナルだと絶対そうならない
ディスコグスで検証
おお、ナンシーの全身立像はそのままだけど
ポートレートは取っ払われているぞ
まあ、3分の1サイズなんだから小さい英字を載せられても全く読めないんだけど
しかも、買うのは読めない世代だろうし
おお、記憶のイメージだと同じだけど
表面も全然ベツモノではないか!
紙ジャケ探検隊のサイトを良く読んでとことん追求するのが
さすがニッポンと思っていたけれど
ここまで潔いとコレはこれで好きだな
レーベルもいい感じにパロってます
歌詞はないけど、解説&カタログ
2018/10/18 HMV(1,490円)
令和6年12月追記
星野源のおんがくこうろんを見ていると
ブーツのベースはキャロル・ケイ