【CD】永遠のナット・キング・コール ~ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ~

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1月21日に見たカウリスマキの『枯れ葉』

エンドロールで流れた枯れ葉はフィンランド語?

 

そういえば、ナット・キング・コールも日本語で歌ってたと

ベスト盤を聞きだした

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日本語盤が入っているのはモチロン日本のベスト盤

2枚組の1枚目はバラード・コレクション

 

① Fly me to the moon

シナトラ・イメージで、この曲=スウィンギー

でも、ナットはヴァースからしっとり

歌になってもしッとりしっぱなしで

これじゃぁ、月に着くのはいつになることやら

 

まぁ、月が綺麗ですねって言うところ

 

全曲パーソネルは出ていないが

解説によると、ジョージ・シアリング

ピアノが適所で流麗に鳴っている

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② smile

歌詞まで書いていないとは言え、作曲チャップリンのきれいな曲

収録は、コステロのスマイルが流行っていたタイミング?

 

③ pretend

mona Lisa

⑤ unforgettable

有名どころが続くが

キャピトル時代のアルバムは数枚しか買ってないので

この辺りも持っていない

手持ちCDだと、これだけ?

ちゃんと聞くのは初めてかも

⑤はナタリーとのバーチャル・デュエットで有名

 

⑥ なんとナットは「シングス・マイフェアレディー」なるアルバムを作っている!

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半掛け帯がヒット!

 

⑦ この曲もコマーシャルで耳に残っているけれども

我が家では初CDかな

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⑧ スイート・ロレインは『アフターミッドナイト』で聞き込んだ1曲

でも、なんとなく違う気がするなあ

 

⑨ Embraceable you

 

⑩ 慕情

改めてじっくり聞くと、力の入った歌唱だ

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⑪ 枯葉

昔はカップリングされていた2曲

 

⑫  too young

こちらもシングルで発売

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タイトルは聞いたことがある

そんな程度

ナット・キング・コールがヒットさせる前には

パティ・アンドリュースやトニ・アーデンも

 

⑬ when I fall in love

まごうことなく『恋こそはすべて』の収録曲

 

⑭ The very thought of you

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⑮ ネイチャー・ボーイ

一度聴いたら忘れられない不可思議な曲

ナット・キング・コールのイメージだけど、シナトラも歌ってる?

この2人が歌っていた

bingcrosmy.hatenablog.com

 

⑯ スターダスト

こちらも『恋こそはすべて』に収録

 

⑰ ラブ(日本語バージョン)

日本語詞の作者の記載なし

検索すると、漣健児

 

⑱ 枯葉(日本語バージョン)

♪ かれはよ~~~

なんだかんだ言っても、やっぱり日本語が耳に残る

 

ディスクツ1と2はビミョーな色違い

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① straighten up and fly right

タイトルの意味は「真面目にやれ」

キャピトルで最初に録音したナンバーとあるが

めちゃくちゃステレオなので、再録かな

 

② get your kicks on route 66

前述の『アフターミッドナイト』で散々聞いたバージョンとは違う

 

ピアノが近くで聴こえるから自分で弾いているのか

ピアノのほかにベース、途中のソロにはギター

初期のトリオ録音?

 

③ it's only a paper moon

こちらも前曲と同じ時代?

 

④ The girl from Ipanema

ステレオだし、曲調も違うボサノバを、あえてこの位置?

 

⑤ i'm in the mood for love

そんでまたトリオ時代の録音

なんでここまでいい加減な選曲・順番にするのかな

 

⑥ Candy

このトランペットはハリー・エディソン

『アフターミッドナイト』に収録バージョンで間違いなし

 

⑦ Orange colored sky

早口言葉のような歌詞

コーラスもなにを歌ってるのか?

ステレオに広がったパンチのあるアレンジは、ビリー・メイ

 

⑧ Walking my baby back home

 

⑨ Day in day out

せき立てられるようなオープニングは

いかにもビリー・メイ

 

⑩ lover come back to me

これも、ビリー・メイ

 

収録は、2分あたりで音が歪んでる

 

⑪ St. Louis Blues

オープニングからえらく大げさなアレンジ

&ラストも大げさ

 

この辺り、ド派手編曲のゾーンだったのに

カントリーでチェンジ

⑫ rambling Rose

左からボーカル、右からギターのハナレバナレのステレオ

褒めてるだけの歌ではなく、気の多い女を歌っている

 

ナットといえば、ラテンは必須

3曲続けて

キサスキサスキサス

⑭ カチート

舌足らずなのは、日本人でも感じる

⑮ グリーン・アイズ

初めて聞くけど、シングルにもなっていた様子

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⑯ 世界1周

ビンクロ・イメージ(といっても、最近)

ナットもおんなじ印象の仕上がり

 

⑰ everything happened to me

自分に起こること全て

タイトルだけは記憶にあるが

歌はあまり記憶にないマット・デニスの1曲

 

⑱ Red sails in the Sunset

ビング・クロスビーがヒットさせたとあるも

30年代後半の録音だからか、あまり聞いていない

 

以上36曲、順番はギモンだけど押さえるべきところは押さえているベスト

ブックレットもボリュームあって、さすが日本盤と錯覚するも

じっくり見ると、簡単な解説に歌詞があるのみ

ナット・キング・コールの事はサラッと書いているだけで

そして何より、彼の顔写真が一切ないゾ!

帯の裏にかろうじて写っているだけだ

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肖像権の権利関係でもあるまいに

正規盤としては不思議なCD

最近見かけるナット・キング・コールレジスタードの®️マークもない

 

2014/7/26 HMV.CO.JP(2,376)