【CD】ザ・ ヒッツ・オブ・ジョー・スタッフォード

前回紹介したシュリンプボートの再録盤を

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タイトルにヒッツとあれどベスト盤にあらず

1963年録音、1964年1月発表

オハコをステレオ録音して、また売ろうという魂胆だったか

真意はともかく

後世のファンにはありがたい遺産

 

1920年生まれのジョーだから43歳

声はしっとり感を増している

解説には、

トランペット・ボイスならぬベルベット・ボイス

 

 

全体的にジョーの声は左寄りの少し後方から聞こえる

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① You belong to me

ジョーの冒頭はこの曲になるのか

 

② shrimp boat

続いてはコレ

左寄りのジョーに対し、コーラスは右前面から聞こえてくる

 

③ yesterdays

一転してのブルーバラード

♪ sequester days ~~~と、変わらずキレーイに伸びるなぁ

 

④ Make love to me

スターボックスでは、「愛して頂戴」となっていたもの

doggone が歌詞に出てきて、アレ?聞いたよな

 

Georgia on my mind

夕焼けの草原、ポツンと建つ一軒家

バルコニーの揺り椅子に座っている情景が目に浮かぶ

ゆったりとした仕上がり

終盤のジヨオ~ジアの節回しが面白い

 

⑥ jambalaya

1小節目の crawfish pieはザリガニパイ?何?本当に?

ルイジアナ州ケイジャン料理でザリガニのパイあり

当地では一般的らしく(イラストだとロブスターチック)

中国でも最近食べ始めたらしい

日本ではバッチイところに生息していて清流イメージがないからか

実際に泥臭いだけなのか

食べる気にはならん

子どものころに

近所の沼?水たまりの大き目くらいのところで

期限切れの竹輪でしこたま釣り上げたザリガニは臭かったような

 

閑話休題、レコードではここまでがA面

 

⑦  come rain or come shine

吹っ切れるジュディ・ガーランドのイメージが強い曲

 

⑧ no other love

聞いたことのないタイトル

聞いたことのあるメロディ

ショパン「別れの曲」に歌詞が付いている

終始鳴っているピアノ、綺麗な旋律に歌と美しい仕上がり

 

これは意識して聴いてなかったなぁ

調べると

ペリー・コモにも、同じタイトルの曲

去年購入したボックス2枚目に収録

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が、これはロジャース&ハマースタインの異曲

 

ショパンだけど、完全に別物にしちゃったのはセルジュ

10代のシャルロットを相手にヤバヤバの展開

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さて、ショパンそのままに演奏は?

我が家にあるクラシック・ピアノは数枚

全部を曲目確認、かろうじてここに入っていました(4枚目)

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⑨ スローなデイ・バイ・デイと

⑦⑧⑨と、レコードB面前半はスローな仕上がり

 

⑩ The gentleman is a dope

一転してスリリングな歌唱

でも、どういう意味?紳士は麻薬?

 

⑪ 先のスターボックスにも収録の I'll be seeing you

最後のリフレインをハミングでつないで

今回も、しっとりと仕上げている

 

ジュディ・ガーランド・イメージのトローリー・ソング

ジュディは力強い蒸気汽関車だけど

ジョーの列車は軽やかだ

 

ん?大昔に見た『若草の頃

ジュディは街なかで路面電車みたいなので歌ってたっけ

トロリーは架線から電気を取る集電装置

日本でも戦後、ガソリン不足で

路面電車よりローコストのトロリーバスがあった

街中を走るとなると、こんな歌みたいに疾走してたら危ないんじゃないか

 

ジャケット裏にはシリーズの一覧

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買ったヒトには不要のこのアルバムまで載っている

しかも、何故か顔は裏焼き

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2002/01/26  TOWER RECORDS 元町店(2,300)