バート・バカラック  Anyone who had a heart 5枚目

ビルボードからバカラック公演中止の連絡があり

また、5月に予約していたボサノバ・レジェンズの公演も中止との連絡も

こっちの予習にシフトする必要もなくなったので

引き続きバカラック

 

ようやく5枚目

f:id:derbinglejp:20200411083610j:plainf:id:derbinglejp:20200411083602j:plain

5枚目はタイトル通り自演集

基本的には、次の6枚のアルバムから

f:id:derbinglejp:20200422170349j:plain Hitmaker(65)

f:id:derbinglejp:20200422170419j:plain Reach out(67)

f:id:derbinglejp:20200422170355j:plain Make it easy on yourself(69)

f:id:derbinglejp:20200422170407j:plain Burt Bacharach(71)

f:id:derbinglejp:20200422170401j:plain Living together(73)

f:id:derbinglejp:20200422170413j:plain Futures(77)

 

今までの4枚は基本歌モノ

バカラックのイメージもハル・デヴィッドとの歌モノ

ここでは、こんな感じで 

インスト   ①④⑬⑮⑱㉑㉓

コーラス入り   ②③⑤⑥⑨⑩⑫⑲

コーラスといってもハミング程度   ⑦⑧⑭⑯㉒㉔

歌入り   ⑪⑰⑳

ほぼ歌なし

しかも⑪なんて本人歌唱でお世辞にも・・・

BGMには良いかもしれないけど、向き合って聴いてると意識が飛ぶのも事実

しかも、ライナーにはなんにも書かれていないし

 

 

個々の曲をみていくと

ステレオ感をフルに使った⑧

オープニングで右に行ったり左に行ったりするこの楽器は?

60年代のキンクスでよく鳴ってたな

チェンバロ?あれ?ハープシコードだっけ

と調べると、どうも同じ楽器のようです

見たことはないのでさらに調べると

ユーチューブに民音音楽博物館の動画がありました

https://m.youtube.com/watch?v=TC7N_6bYX2w

なるほど!百聞は一見にしかず

ピアノの形をしているけれど、弦を爪弾くから、あんなにきらびやかな音になるんだ

 

⑨は、ダバダバコーラスが印象的

 

⑳ 素朴な歌で御大かと思いきやPPMのピーター・ヤーロー

この辺りの記述も一切無し

(熱心な方のサイトにだいぶお世話になりました)

 

続く㉑と㉓も前曲と同じ1977年のアルバムから

大袈裟です。小粋な感じ一切なし

㉓ ではデヴィッド・サンボーンのサックス・ソロがあって

もうバカラックではありません

ここに至って自演のフルアルバムは、揃えなくていいなと思った次第

 

最後の㉔は、1969年のアルバムからだけど

こちらもバカラックに求めているものではない

 

3枚目のディスク紹介の際に

ジミー・ペイジジョン・ポール・ジョーンズが、ジーン・ピットニ―のアルバム「ヒットメーカー」に参加しているみたいに書いてしまったけど、「ヒットメーカー」はバカラック自身の1965年のアルバム

ということで、ヒットメーカーからの曲をみていくと

⑲ 右からのベースは終始重要、ギターも素朴に鳴っている

③ ギターはリズム取ってる程度

㉒ ブラスとアーアーコーラスのみで存在感無し

② こちらでも素朴なギターが活躍

⑥ この曲では真ん中から聞こえるベース、意識して聴いてようやく印象に残るくらい

 

プレ・ツェッペリンとしては聴けないけど、

コーラスも効果的なこのアルバムだけはバカラック自演の中ではgood!

 

今回は、ボックスからディスクを取り出したところ

f:id:derbinglejp:20200411083729j:plain

⑤ が Living together(73)

⑥が Futures(77)のジャケット写真が使われています