ジョンの魂
ボックス発売に合わせてレコードコレクターズで特集が組まれているが
ボックスを購入する意欲も、また、それを納めるスペースもない今日この頃
特集に合わせて手持ちのCDを聴いていくことに
音としては2000年のリミックス&リマスターだけれども
今、手元にあるのは2007年発売の紙ジャケット仕様
① 4回の鐘の音の後に、切り裂くようなマザー
一瞬にして苦しくなるような、このアルバム
好き好んでプレイしようとは思わない
打って変わって、ほっこりさせてくれる②に続いて
不穏なギターサウンド
「悟り」というタイトルにしては「怒り」を感じすぎるボーカル ③
ハレ・クリシュナを実名にグルの完全否定
④ ギターだけではじまる抑えたボーカルは
こちらの方が「悟り」というのに相応しい
諦観、諦めと言ったワードの方がしっくりくるのか
ラストにかけての一瞬だけテンションが上がる
⑤ タイトルは「孤独」だが希望を感じるのはピアノだからか
徐々にボーカルに力が入ってくるからなのか
レコードではここでサイドが変わるのに
曲間の印象が無いままに⑥へ
突如として爆発音にて終了
スピーカーでなく、まるで現実世界の
はるか彼方から聞こえてくるようなピアノの音に導かれての⑦
デモでもあるかのようなネイキッド仕様
⑧ 歌詞は1番〜3番〜2番と歌われている
⑨ 苦しみに満ち溢れている歌詞なのに美しい曲
1曲目から突っ走ってきた感情にひと息
⑩のラストで 夢は終わったと歌われた次に
楽曲には
なんの細工もない赤裸々な「母の死」で終わる⑪
この後に
いくら曲間を取ったとはいえ
ボーナストラックは不要じゃないか
それとも
完結してしまったリスナーに現実世界に戻るためのパワーを与えようとしているのか
⑫ アルバムの4か月後に発売されたシングル
しかし、バンド構成が違いすぎるこの曲を収録する必要があるのか?
⑬ なんだかもっと収録が疑われる1曲
まあ、レアには違はないんだろうけど
だったら、シングル集の「軌跡」のボーナスとかでも良かったのでは・・・
ジャケット裏は幼少期のジョン
内袋には、ひと目でジョンと分かるイラストが
レーベル面を見て
英題「プラスティック・オノ・バンド」を思い出す
このジャケットには帯がしっくりくる
2007/11/28 DISC UNION