昨年末に届いた100年ドラえもん
週に1冊読んで1年なんて思っていたけれど
ドラえもんのキブンにならないのは大人の世界の常なのか
前回記事からほぼ5カ月
大人の時間がすぐ過ぎていくのはコロナのせいだけじゃないのだろう
さて、2巻
イイ形のドラえもんが表紙
うそつきかがみに写るスリムなドラえもんは形的にしっくりこない
今回対比させるのは、小学2年生(たぶん)で買ったMFD
マイ・ファースト・ドラえもん
つまり、初めて買ったドラえもん
1巻スタートでないのは
片田舎の本屋事情
全巻揃ってるなんてことはないからね
2冊目が12巻で、その次が6巻だったかな~
カバーの折り返しはこんな感じなので、1巻にあった先生のコトバは無し
①「アンキパン」
ラインの元ネタを発見
後年では、のび太をバカにするようなことはないしずかちゃんですが・・・
アンキパンラスクもアンキパン箸置きもキチンと再現されている!
忘れられていたヒゲが書き足されている
②「ロボ子」から
2巻では土管の積み方が定まっていないのかもしれない
この土管、空き地には絶対置かれているように描かれている(特にテレビ版?)けれど
自分の原風景には、一切登場しない
下水道用の土管なら、片田舎には不要だったのか
東京ではこれが標準なのかと思っていたが
荒俣先生の自伝を読んでいるとそうでもないことが判明した
その49ページに「金井窪という町は、一言でいえば「土管が積んである原っぱ」の町である。実際、空き地がかなり多くて、そこにはかならず土管が置いてあった。下谷にはない光景だった」という記述がある。
おお、そうだったのか!と読み進めていくと更なる衝撃が
なんと、荒俣先生の妹君はアシスタントとしてフジコプロに入られていらっしゃる!
最初の記述では、どちらの先生かははっきりしなかったのだが
さらに読み進むと藤本先生のアシスタントをされていたとのこと
どなたが空き地を書かれたのかはもちろん分からないけれど
こういう風に繋がると凄く楽しい
③「怪談ランプ」から
28ページのママの「こわくてこわくて」
このセリフ、40年以上理解できなかった
子どもの頃は、1週間前のご飯を食べるんだから
食あたりになったり、お腹を壊したりとそういった怖さのことを言ってるのかと思っていた
が、昨年高岡に行ってこれが方言で「かたい」というのがようやくわかった次第
④「ゆめふうりん」からラインの元ネタ
⑤「ぼくの生まれた日」では、のび太の誕生日がずばり記載
さすがに、この日はどちらも同じ
⑨「タイムふろしき」からラインの元ネタ
⑩「手相セット」から
不適切な表現が直されている
⑪「オオカミ一家」
21世紀が22世紀に
「日本オオカミ」が「ニホンオオカミ」に修正されています
NHKのダークサイドミステリー
ニホンオオカミの回を見ていると
狼と犬の違いは、おでこから鼻にかけて段がないのが狼とのこと
骨格的には狼らしくないということになってしまうが
そんなことより
これはどう見ても狼
⑫「NSワッペン」
100年ドラえもんのウリのひとつ、見開きの処理
おお、それより「N」ワッペンが色付きじゃないか!
⑭「タタミのたんぼ」
1巻にはあったアラビア数字から漢数字への変更
昔のてんとう虫も漢数字
でも、漢字にルビに変えられている
⑰「恐竜ハンター」でも漢字に変更
並べてみると、ドラえもんが薄くなっている
⑱「出さない手紙」ではフォントが変更
うん、これは分かりやすい
と、一応書きだしてみたけれど
読み方、楽しみ方としては間違っているような気がしてきたな