前回紹介した「白人ラップできない」
25年以上前の購入時には、気づかなかったけれど
今回は、コマンダー・コディに引っかかる
記憶の片隅で、その名前が根付いている
でもどこで聞いたんだ?
おぼろげな記憶の中からヒットしたのは、この帯
我が家には1枚しかないビル・カーチェン
萩原健太氏のブログのソソル紹介文とともに
ダン・ヒックス、マリア・マルダー、エルヴィス・コステロと
当時集めていた3人の名前に惹かれて購入
ご機嫌のアルバムで、これが「アタリ」
それでも購入したのは、10年以上前
最近では聞かなくなっているので
きっちり聞いてみよう
収録曲は基本
ビル・カーチェン:ギター、ボーカル
ジャック・オデル:ドラム、ボーカル
ジョニー・キャッスル:ベース
オースティン・デローン:ピアノ、オルガン
基本の4人にゲストが加わっていく形だが
ほとんどの曲にゲスト
そしてそのゲストについては、ビル自身がコメント解説
もちろん英語で書だけど、翻訳があって良い
歌詞はないけどね
では、早速妄想サントラを聞いていこう
舞台は、もちろんアメリカ
中西部の平原
長距離トラック・ドライバーが主人公だけど
な~んにも起こらない日常を描いたフランスタッチ
① アルバム(映画)のオープニングを飾るに相応しい
ご機嫌な曲
でっかいトラックの運転席のシーンにタイトルロール
間奏では、印象深いピアノが流れるけれど
他では、ほとんど鳴っていない
FACEBOOK でライブ映像がヒット
おお、こんな顔だったんだビル
完全にレジェンドの域
そして、ピアノ抜きで演っている
② ニック・ロウとポール・キャラックが歌う凄くきれいな曲
ビルは歌わずにギターのオブリガードに徹して、そこがまたイイ
平原でトラックを止めて、満天の星空の下
焚き火で入れたコーヒーを飲んでいる
そんなシーンに流れる曲
③ mon in the bottom of the well
バックのコーラスもコステロ
シーンは変わって、街中を歩いているドライバー
④ I don't work that cheap
コマンダー・コディのご機嫌なブギウギピアノが秀逸
再びトラックに乗車
ゴキゲンな曲は、晴天の中を快調に走らすシーンにピッタリ
⑤ Time will tell the story
一転して、ハードな佇まい曲調
ドラックは、走り続けるが、夜になっている
運転する彼の顔には、仕事のハードさ、生活のハードさが滲み出る
⑥ ソロ・ボーカルで進むのかと思いきや
最後の最後でデュエットに
さあ、ハードな仕事終わった
長距離からようやく、家族が住む街に帰ってきた
車を停めて、家に入って奥さんと抱き合うシーンで
デュエットになる
⑦ 他の曲と同じように、歌に呼応するギターが耳に残る
少しの休養でいくらか元気にはなった
新しい仕事に出発だ
バリトンギターってどんなの
また、晴天の大平原をご機嫌に転がしているシーン
⑨ これぞ、ウェスタンスイング!
もちろん、ダン・ヒックス
途中、スキャット?まで飛び出すデュエットが最高
シーンとしては、ランチタイム
食べてるのはハンバーガー、いや、パンケーキかな
もういいや曲に合わせてどっちも食っちゃおう
⑩ 間奏のギターもご機嫌なマリア・マルダーとのデュエット曲
後半にかけて、少し物憂げな展開
さてシーンは?
ハンドルを握りながら
悩みともつかない悩みが
頭をよぎるのか
⑪ そんな悩みなんて一瞬で吹き飛ぶ
愛しの我が家、家路に急ぐ晴天のシーン
家の車庫に入れたシーンでエンドマーク
あれ?そんなデッカいトレーラーで家には帰らないのか
けん引の頭だけなら家に置いてるのかな
まあ、映画としては何にも起こらない
およそハリウッド映画らしくない一品
透明トレーの下は顔?
2010/08/28 joshinweb(2,368)