前回紹介したコンピレーションでは、「冷たき宵に」をカバーしていたロージー
後年には、アルバム1枚丸々のビンクロ集を作っている
コンコード・レーベルへの録音は1978年
ピアノ、ベース、ドラムス、テナーサックス、ギターのシンプルなバック
ジャジーに仕上げた10曲は
ビンクロのベスト盤には必ず入っている大定番
① But beautiful
オリジナルがビンクロの
そして、南米珍道中からとは思えないくらいスタンダード化した1曲
ビンクロ・トリビュートでなくても、頻繁に歌われている曲
オープニングから悩ましげに歌うロージーの声に絡みつくギター
間奏を取るテナーサックスは
そのままオブリガートに
② pennies from heaven
ギターだけのヴァース
歌が始まると陽気
でお、お祭り騒ぎにならない程度にね
オブリガートから間奏に入っていくテナーサックス
その長めのソロの後はギターにつないでいく
とにかくジャジー
③ Blue skies
間奏は、ギターからテナーサックス、ピアノ
ボーカルもジャジーな仕上がり
④ I surrender dear
ロージーは溜めて歌ってしっとりと仕上げている
⑤ where the blue of the night
ビンクロのテーマソング
が、それ故か
カバーはあまり聞かない
ロージーはスイング・スタイルのアプローチ
でも、刷りこまれているせいか
この曲にスイングはしっくりこない
間奏のテナーサックス、ギターからは、もはや何の曲か想像できない
(まぁソロってこんなもんか)
ここからがレコードB面
⑥ it's easy to remember
最初は、スコット・ハミルトンのテナーサックス、
続いて、ナット・ピアースのピアノによるオブリガート
間奏は、再びたっぷりのテナーサックス
⑦ 星にスウィング
ロージーは初っ端からスウィングしまくりの星にスイング
ちびっこのコーラス隊と掛けあうこともなく
スピーディーにスウィンギーに
このスタイル、カッコいいぞ
⑧ 前半は、ギターの寄り添うようなオブリガード
ピアノを経て再びギター
間奏で満を持してのテナーサックス~ギター・ソロ
間奏の後はギターを追うように歌う展開
ライナーにあるビンクロが初めてのラジオで歌った録音はここに
⑨ ベースに導かれて軽やかに歌いだすロージー
間奏では、テナーサックス~ピアノ~ベースのソロがたっぷりと
邦題は「月に願いを」の間違い
ピノキオじゃないね
⑩ アイルランドの子守唄
we've dedicated this album to Mr. Bing Crosby
this song is one of Bings
That is very very special to me
最後の1曲でアナウンスを交えて歌いだすロージー
短いけれど、ギターの伴奏で丁寧に歌って終了
ジャケット裏には、妻キャスリンがコメント(あくまでコメント程度)を
期間限定となっているけれど、過ぎたら買えなかったのか
きっちり期間内に購入しているが
2007/06/30 タワレコオンラインで定価購入
追記
レコードの解説をネットから拝借