【CD】ロング・バケイション DISC.2

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「通常盤」だけど、ディスク2がもれなく付属

こちらは、67分を超える本人によるDJ形式のロング・バケイションへの道

発売30周年の際の録音なので10年前

 

前作のレッツ・オンド・アゲンから言及

(今さらながらにアゲインじゃないんですね)

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※このCDはどうしても欲しくて、ヤフオクにて未開封品をプレミアム価格で購入

定価以上に出したのは、後にも先にもこれだけ

後述するsongbook を調べていると、今はアマゾンで普通に売られている

名盤はいつでも買えるようにしとかないとアカンよね

 

③ は、レッツ・オンド・アゲンの発売前日の録音

ちなみにレッツ・オンド・アゲンと同日発売は、YMO竹内まりやのデビュー・アルバム

(どちらも持っていない)

  

④ 未発表の吉田保ミックス

さらっと、こんなん入ってる?

 

本人曰く、レッツ・オンド・アゲンでコミック路線はおしまい

イデアが無くなってメロディ路線で行こうと思ってた時期とのこと

そりゃあ、あんなアイデアがどんどん湧いてくるヒトってどんなんなん!

 

夢で逢えたらみたいな曲のリクエストに対して作られたのが⑤

⑥ その曲がダンサブルになったのに、結局は未発表

 

⑦ ハウス・プリンのCMソングは、リアルタイムで聞いた記憶があるなあ

その時は、誰が作ったのかは全く気にしていない

 

おニャン子クラブみたいと言及されているけど、おニャン子ロンバケの後

 

⑩ 本人も言われてるように恐ろしく音の悪いデモ

元ネタのリッキー・ネルソンはコチラ 15曲目
  

森雪之丞との2曲から

曲先行がコチラ

海辺のジュリエットというタイトルで世に出たが

恋するカレンに

 

⑭ 途中から「風立ちぬ」になるデモ

 

⑯ そうか、西田敏行はエルヴィスのモノマネをしてたのか

この話の流れだと「イカすぜこの恋」(漢字がパッと出ない)を歌っているのか?!

 

調べると、songbook 1 に入っている

2の方は、イエローサブマリン頭目当てに購入したけれど

未購入の1も買わねば

  

1979年に作った作品の7割はボツとのこと

 

⑰ ここからが1980年

三ツ矢サイダーのライバル、キリンレモンのビッグサイズ

で、このタイトル

パピ・ドビ・ドウ・ダ物語の原型

歌っているのは後のエポ

 

がんばれタブチくんの歌として、かすかに記憶がある程度

 

㉒㉓ とロンバケの基になるデモが続く

 

㉕はカナリア諸島のメロディ・デモ

ダ行ラ行で歌われるデモを、本人の解説で聞くのは贅沢の極み

 

㉖ ビッグジョンのCMソング

記憶にある訳ではないが、コマーシャルの絵が頭に浮かぶような音

ひとつ目は完全にエルヴィス

 

この辺りCMが続く理由をロンバケの録音を中断してとの説明あり

松本隆の個人的事情」と表現されている

 

出前一丁は覚えている

子ども心にも記憶に残る曲

 

太田裕美バージョンはフェイドアウト

 

ロンバケの録音は年内に終了

発売後の経緯を本人から説明

4か月かけて10万枚、その後

一月ずつ10万ずつ売れていって1年以上かけて61万枚

 

このディスク2

頻繁に聞くモノではないけれど

ボーナスとしての究極のカタチ

データとしてなら書籍で得られるかもしれないけれど

本人による本当に貴重な1時間

 

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レココレでは昨年の5月号から、関係者の証言によるロンバケへの道が連載されている

【CD】ロング・バケイション/大滝詠一

NHKでは縁のバンドマンを集めてスタジオライブまで再現されていたロンバケ40周年盤

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入手と同時に車に落として

それ以来、通勤はこればかり

ヘヴィローテーションならぬループ状態

 

メロディも歌詞もさすがに頭に入ってる

それでも、歌詞を見ながら聴いてみると

ここはこんな漢字を当てるんだと

改めて松本隆の歌詞に瞠目

 

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① ベストでしか聞いてなかったので、イントロが印象的

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瞠目漢字は

♪ 別れの気配をポケットに匿してたから

♪ 色を点けてくれ

♪ 開いた雑誌(ほん)を 顔に乗せ

 

② 最後のソファは側だと思って聴いていた

 

④ この曲だけ作詞も大瀧詠一

前作(と言っても3年前)のレッツ・オンド・アゲン調

ラブ・ポーション№ 9 とかオールディーズを盛り込みながらも

How do you feel ? 

ディランだと「どんな気がする?」って詰問調になるのか

How does it feel ?

 

⑥ ♪ワーゲンのボンネットは聴いてるだけだと「和弦」

意味は通らないかもしれないが、イメージはコレだ

 

⑨ ♪踊りながらカレッジなんだ!

車で聴いてるだけでは、彼氏の名前聞いてどうするんだ~?

自虐的なヒトなんだろうかと???

 

歌詞には載ってないけれど

最後は、パパにT-BIRD を取り上げられるFUNがひとつ少ないBB5を踏襲

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販促グッズの写真とともに収められた歌詞はジャケットデザイン

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 ケース裏は素っ気ない

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レーベルはイエロー

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解説は無いけれど、副読本

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bingcrosmycd.hatenablog.com

【特典CD-R】ビルヒニア・ロペス「プエルト・リコのボレーロ姫」

f:id:derbinglejp:20210418124656j:plainこちらは、特典CD−R

1954年から57年のSPをダイレクトに収録したもの

 

f:id:derbinglejp:20210418124702j:plain ① 冒頭からレキントギターが鳴りまくるただならぬ哀愁感漂う仕上がり

レーベルが本編のトレー下に採用されている

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② こちらの冒頭には、男性の語りから始まるも、結局物哀しい仕上がり 

デュエットというよりバックで受けるように歌う男声ボーカルにミュートトランペット

日本でいうと冬の日本海

 

③ ④ 男声とレキントギターが夫随する同じタイプの曲

 

 

⑤〜⑧は、レーベルがシーコに

⑤邦題からは分からないけどサビで

♩ シエンプレ・フェリ と歌われれいる

ジャケット(といえるのか?)のSPレーベルがコレ

ああ、英語でいつも幸せと書いてあるね

 

⑦ 前半の4曲とは打って変わって楽しい仕上がり

レキントギターも楽しい音色になるんだ

 

⑧ 切ない恋心の歌のようだけど日本海レベルではない

どちらかというと、春が近い感じ

 

⑩ 冒頭からのきらびやかなギターに導かれビルヒニアも歌い上げている

でもタイトルは「悲しき幻滅」

 

 

ディスクは、今回も白いまま

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 2014年7月15日 OFFICE SAMBINHAから

【CD】ビルヒニア・ロペス「プエルト・リコのボレーロ姫」

ディスコロヒア・レーベル 4枚目のCD 

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こちらも、普段は聴かないジャンルの音楽

という素人モードでは

「ボレーロの歌姫」と当たり前のように使用されているけれどピンと来ない

ボレロと聞いて思い浮かぶのはラベル

今の世の中検索をかければパッと分かるだろうと思っていたのに、

ラベルに引きずられてか、お目当てはなかなか出てこない

 

そんな状況でまとめてみると

スペインのダンス音楽でその後キューバに、

そしてメキシコを中心に広がったラテン音楽のようだ

前回のサローマはマレー・ボレーロとなっており、

スペイン語に特化したものでもないらしい

 

エル・スール・レコードのコラムでは「キューバ発祥のバラード音楽」と

端的に表されており、なるほどここから世界に伝播されていったのか

 

 

 さて、CDは

1957年の録音からスタート

ビング・クロスビー的には上流社会の翌年

世間的にはエルヴィス登場の翌年

 

まずは哀愁ただようレキントギターの音色に導かれて始まるこの曲から 

① 解説にあるようにドシラソファミレドから始まる歌詞が歌われている

ようだが、解説を読んで初めて、おお!そうかとなる

やはり、馴染みのない音楽は、こういった解説がすごく面白い

 

② 言語的には全然違うはずなのに、なんだか昔の日本の歌謡曲を彷仏とさせる

すごく控えめに男性コーラスがバックを務めているしね

 

 

RCA専属に変わった1958年のアルバムから

前曲と打って変わってしっとりしてるのはバックがオーケストラのせい?

 

④ タイトル通り苦しさが伝わってくるような歌唱

 

⑤ ここまでが1枚目のアルバムからの収録

実はこのCD、最初の曲が楽しげなのでBGM的に聴くときは楽しいアルバムとしての扱い

3曲目からは、一転してしっとりした感じに

じっくり聞くと印象が変わるCD

 

なんて書いたものの

⑦ きらびやかな弦楽器(レキントギター)が終始活躍するすごく楽しい曲

⑨ まるでレキントギターとデュエットしているような曲

トリオとの演奏では基本的にはこういうスタイルになるのかな

 

⑩ 1961年頃の4枚目のアルバムは再びオーケストラがバック

この曲は離婚する旦那が作詞作曲をしたタイトルも「あなたが去っていくとき」と

そのまんまやんかの曲

 

8曲目からの選曲は

並べてみると、あなたの恋の約束は~あやまちゆえに~あなたが去っていく

なんてことを考えてしまうところをみると、歌には集中できていないのかも

しかし、オーケストラになると、途端にムード歌謡っぽくなるな

 

⑫〜⑰ 5枚目のアルバム「イン・プエルト・リコ」から

こちらのバックはトリオに戻っているので、レキントギターが存分に鳴っている

曲によっては、コーラスと絡んだりと煌びやかで楽しげ

特に、⑯はハネムーンをテーマにしてるからか楽しげ

 

⑱〜㉓

同じメンバーで録音したメキシコの曲を集めた6枚目のアルバムから

アルバム・タイトルはこのCDのタイトルにもなっている「優しい声」

 

⑲ ソラメンテ・ウナ・ベス

ビングもクーギーと英詞ユー・ビロング・トゥー・マイ・ハートで録音

色んなベスト盤に収録されている

 

 

㉓ 正直知らない曲のオンパレードなアルバムだけど、流石にこの曲は分かる

 

㉔〜㉖ 1963年発売の7枚目のアルバムから

プエルト・リコ讃歌

ボリンケンは、先住民の呼び方

 

ライナーは37ページの 労作

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 色は違えど、基本はこの顔

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 デジパック仕様の透明トレーの下にはSPレーベル

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2014年7月15日 OFFICE SAMBINHAから 2,940円

【ノベルティ】JBLのお皿

レコードのことを「お皿」と言ったりするけれど

これは、文字通りの皿

 

徳島県上勝町はゼロ・ウエイスト宣言の町

町のゼロ・ウエイスト・センターでは

町民が要らないものを持ち寄りリユースに励まれている

持ち込めるのは町民に限られるが、持ち帰るのはだれでも良い

 

そこで発見したのがコチラのお皿

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我が家のスピーカーはJBLではないけれど

惹かれるものがある

断捨離気分なら避けるべきモノだけれど

訪問の記念にいただくことに

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ノベルティとは、ノベルと語源を同じくして「珍奇なもの」を意味するといったことを

荒俣先生が書かれていたと思い、目星に当たるも空振り

 

2021年3月20日入手

【CD】オレ・アラ・リー/ペギー・リー

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前回に引き続きラテンのペギー・リー

CDではカップリング

レコードの発売は翌年の1961年1月

 

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1曲目⑬は、シナトラのイメージが強いけど

このペギーは、拍子抜けするほどに軽やか

 

続く⑭は、アステアが『バンドワゴン』の冒頭で歌っていた曲

ライナーのカタカナ表記が、

バイマイセルフじゃなくビーマイセルフとなっているから曲を聞いてはじめて

ああ!となる

左で鳴っているフルートがいい雰囲気

 

右に移るとギター

こちらも哀愁を帯びたいい音色

 

⑯ エリントン・ナンバー

ジョーもココで冒頭に歌っている曲

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ペギー・ヴァージョンは、聴きようによってはジャングル・ミュージック

でも、エリントンからは完全に脱却している

 

⑱ 一部早口言葉のようなスピーディなこの曲でA面終了

 

 

B面は、またもやシナトラ・イメージの曲でスタート

でも、軽やかというより軽すぎる感じでシナトラの呪縛なんてものは一切無し

 

続く⑳ ディメンティカーの意味は?

イタリア語で、”忘れる” にノンが付いて ”忘れないで”

ナット・コールの曲で、アンフォッゲッタブルと読み間違いそうになったけど

Don’t forget

ナットの歌は、手持ちのどっかに入ってるんだろうけど、印象に無い

 

高速の㉑に続いてスローな㉒㉓

スローな曲の方が、ペギーの声質が良く分かってイイ

 

以上12曲、ほとんどが2分前後のコンパクト

「声」をじっくり聴くのもいいけど

BGMで流す時にフィットするCDかな

 

 

こちらのレコード・ジャケットは裏面も秀逸

CDでは、三つ折りで再現

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【CD】ラテン・アラ・リー/ペギー・リー

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年初に届いて結構聴いていたCD 

このたびギルバート・オサリバンのオマージュ・ジャケットCDを買ったので

改めてちゃんと聞いてみようと言う趣向


CDは『ラテン・アラ・リー』と『オレ・ア・ラ・リー』のカップリング

ラテンのほうは1960年2月発売なので61周年

続くオレは1961年1月なのでちょうど60年

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 今回は『ラテン・アラ・リー』を

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① ♪コラソン の掛け声で始まるハート

初っ端からラテンフレーバー全開

”コラソン”が頭に残る曲だけど

ペギーのパートにコラソンは一切無し

 

マイ・フェア・レディのこの曲もラテンに

 

 

③ これ聞くとポールはそのまんま歌ってるんだと思う

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ジョンはポールのこういった趣味を古臭いと嫌がっていたらしいけれど

Please Please Meはビング・クロスビーのプリーズから取って

ジョンが付けたタイトル

そういったエピソードがどこかで紹介されていた

それに、ジョンはハウス・ハズバンド時代には

ビング・クロスビーを聞いていたとヨーコさんの発言もどこかに載っていた

ビング・ファンとしては、どの時代のビング・クロスビーかが気になるところ

 

④カンカン⑤パジャマゲームと、続いた後は

再びマイ・フェア・レディーの⑥

ジャケットの副題にあるように「ブロードウェイ・ヒッツ」

後に映画化された曲も多いから、それらは馴染み深い

 

 

レコードでは、ここでサイドチェンジ

⑦ 男性コーラスがチャ・チャ・チャと呼応するオクラホマからのナンバー

解説はオスカー・ハマースタイン二世をジュニアとしている

 

⑧⑨⑩としっとりした曲が続くが

特に⑩では、ペギーの声がじっくり聞ける

こういう曲を聞くと、やっぱり好きな声だと改めて思う

アップテンポの⑫を軽やかに歌って終了

 

CDでは、そのまま1年後のアルバムの1曲目に続いていくが違和感は無い

オレの方は改めて

 

LPジャケットの裏面は折込ライナーに

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ざっと見たけど大した情報ないかな

どの曲もアフロ・キューバン・ドラマーが4人と読めるんだけど誤訳?

 

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レーベルは素っ気ない

 

2021年1月8日 ヤフオク(1009・198)