月イチでディスコロヒア・レーベルのCDを聴いていくことに
ということで、今回は第2弾のこちら
品番もDISCOLOGIA-002
デジパック仕様のジャケット裏には曲名が記載されていますが・・・
「KR.」はクロンチョンの略のようですが、それ以外は全くもって意味不明
なので、見るときはライナーの邦題を
プレイすると
①バックで鳴ってる弦と高音に行くときの歌声で息苦しくなるくらい
これが50年代中頃なの?
ポピュラー基準で考えるとエルヴィスとの乖離が激しい
2曲目に進むまえに
このCDは録音順ではないようなので、ライナーを基に整理してみると
①イラマレーベル(1952〜55) ①、⑧〜⑯
②ロカナンタレーベル(1958か59) ⑰〜㉑
③カルヤレーベル(50年代終わり〜60年代前半) ②〜⑦、㉒〜㉕
ライナー読みながら聴いていくが、サトゥやドゥアとかチンプンカンプン
なので、印象だけメモしていくと
②③と穏やかなデュエット
⑥高音の歌声が浮遊してる感じ、幻想的
⑦も同様
20代半ばから後半にかけての録音とのこと
声に艶がある
けれど、しっとりとした落ち着きもある
⑧以降は6〜7年、時代が遡るので、声の印象が違ってくる
⑩⑪辺りは、バックが自由に奏でまくってる印象
録音の加減なのか、高音のしっとりさが少ないような
⑫「インドネシア音楽歴史物語」の最後と同じ曲
そういえば、唯一聞き取れた”インドネシア”という言葉が
ここでも聞ける(⑭⑮にもインドネシアと歌ってる)
⑮タイトルにも”残響”とあるようにバイオリン のオブリガートが印象的
つづく⑯もむせび泣くようなオブリガート
⑰からは1956年創設のレコード会社への吹き込みで1958年辺り
イントロからバイオリンが鳴り響く⑰
格調高い伝統クロンチョンと紹介されている⑲
なるほど、声楽チックに聞こえてくる
続く⑳㉑も同じ感じ
録音が違う㉒になると一変、柔らかく聞こえてくる
ライナーは22ページのボリューム
もちろん日本語だが、内容は未だ珍文漢文
CD25曲は75分超
聞き慣れない言葉と幽玄と形容するのがピッタリな音楽
今回、寝る前にライナー読みながら聴いてると2〜3曲で完全に堕ちてしまう
ある意味、スゴイ世界
ライナーからの一口メモ
オランダ領だったためオランダ風に書くと Djawa になるとのこと
ライナーだけ若い顔で、他はこの顔が使われています
あまり写真は無いのかな
2014年7月15日 発売元のオフィス・サンビーニャより購入(10%OFF)